「農に学ぶ。」とは... - 【toppage】農に学ぶ環境教育ネットワーク 横浜市青葉区「寺家ふるさと村」周辺で活動するNPO法人

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「農に学ぶ。」とは...


農に学ぶ環境教育ネットワークの理念と目指すもの

「環境」「食」「教育」。現代人の、今一番の関心ごとではないでしょうか。 これはとても重大問題で、簡単に解決できるものではありません。 その前に私達は、その奥にある 根 本的な問題である、人と人とのつながりや、 人としての生き方を、ここでもう一度考え直す必要があ るのではないでしょうか。 そのことは既に多くの人は気づいていて、また、何をするべきかも実は 知っているのです。

人は古来、自然から多くのことを学び、探究し、その結果、現在のようなめざましい科学の発達 にまで至りました。その結果、科学万能の考え方が、様々な弊害や問題も生じました。 しかし 畏敬の念とともに、自然の神秘を解き明かそうとした先人達の姿に、もう一度習うことが、 危機に直面した現代人の救いの手段ではないでしょうか。今、人の自然に相対する姿が問われています。

「農に学ぶ環境教育ネットワーク」は農を通じて、自然の摂理を学び、人も自然の一部であり 自然の恵みによって生かされていることや、人が人らしく生きるための智恵を学びます。 また、自然農で作物を育てることで、命の根源である「食」に対する認識を変え、自然に順応した生き方とは どういうことかを共に学び、持続可能な社会の実現と、真に豊かなコミュニティの創造を目指します。

里山の再生は田んぼの再生から...

平成7年より、寺家ふるさと村に隣接する町田市三輪町の耕作放棄地の開墾を有志数名で始めましたが、現在でも絶好のゴミの不法投棄の場所となっています。日本人の心の原風景であり、心のよりどころでもある「里山」の荒廃は、すべては稲作の放棄から始まっています。時代の流れから諸理由により後継者は絶え、この地域で耕作を続けている地元の農家は、ほとんどいなくなってしまいました。

教育ファームとして、地元の子どもたちに稲作体験の場を提供しています。

平成19年神奈川県でNPO法人の認可を受け、地元の学校関係や団体と契約し、里地里山における農耕の復活と、様々な環境教育活動を実施しています。





里山環境を維持するには、継続的な人の手入れが必要です。

その土地を所有する農家が協同で管理することで、里山の環境は保たれていましたが、耕作が放棄され、生産者のいなくなった田畑や山を、誰が管理するのでしょうか?里山の保全とは農耕を通しての継続的なものであり一過性の整備で終わるものではありません。ボランティア等の体制作りが望まれます。



国連が提唱する「SATOYAMAイニシアティブ」に取り組みます。

里山の環境は国際的にも注目され、その価値観も大きく変わろうとしています。NPO農に学ぶ環境教育ネットワークは、環境モニタリング等を継続し、データの収集と蓄積により、この地区の里山の環境評価を世界に発信していきます。





生き物の宝庫と言える、自然農法の田んぼ

無農薬はもちろんのこと、人為的肥料も使わない自然農法の田んぼは、生物多様性の環境が整っています。 微生物から昆虫、カエルに至まで、必要なものが必要な数だけバランスよく生息します。
そして、弱い稲は病気に罹り、虫にも食べられます。しかし、全体に広がることは決してありません。自然農法に「害虫」という概念はありません。それが、どちらにも偏らない自然農法の「程よさ」と言えます。



子育てと共通する、自然栽培ほど強い稲に育つ。

自然栽培に一番必要なものは、{太陽と土と水}です。日の光が十分当たるように苗の間隔は30cm以上取り、 土から十分な栄養を採るために1?2本しか植えません。子育てとまったく同じではないでしょうか。父親(光)と母親(水)は愛情をたっぷり注ぎ、子ども自らが、根を伸ばすことの手助けをするのです。



日のめぐり、月のめぐり、農をとおして四季に触れる。

太陽の周りを地球が回る。その地球の周りを月が回る。その周期は一定で、一寸の誤差もなく確実に"廻る"。 人は調和という完璧なバランスに対し、その"めぐり"を数字で割り切ろうとしました。
永遠に割り切れない円周率と同じように...太陽暦である"数字の暦"は、システマチックで合理的な生活をもたらし、文化の進歩に大きな貢献をしたのは事実ですが、同時に、時間や数字に追われる生活を強いられる現代人の心と体のバランスを壊してきたのも事実です。
日本では古くから、太陽と月の周期を基にした農事暦を使用してきました。自然の中に身を委ね、 一年を通して農に携わることで、人も自然の一部であることを実感するでしょう。



農的暮らしの中に漂う、日本の美意識"農は美しい"。

日本の原風景である農山村に心を惹かれない人はいないでしょう。景観はもとより衣食住に至るまで、その暮らしの中には美が漂っています。先人たちの、ものを無駄にしない工夫や自然に対する謙虚さが現代人に感動を与えるのでしょう。
今話題の"LOHAS"の奥にあるものは、この自然に感謝する心に他なりません。
日本の農agri-"CULTURE"から現代の日本人が失いかけている美徳や美意識を学びます。

"農"を軸に広がる、21世紀のコミュニケーション。

親子、家族の関係が不安定で希薄な時代。これはすでに個人で解決できる範囲を超えています。 社会の問題として行政や学校、地域住民が主体となり取り組む重要課題ではないでしょうか。
農を単なる食糧生産の手段という価値観から多面的な価値観へと変わりつつある今日、「生産者と消費者」、「都会と農村」という立場や距離感をなくした地域のコミュニケーションの場として、開かれた農をめざします。